2012・09・16 撮影 胎内市 奥山荘歴史の広場(野外会場)
今から約830年前に胎内市でうまれ活躍した「板額御前」は平安時代から鎌倉時代初期にかけて越後とその周辺を治めていた大豪族「城氏」(じょうし)の姫君といわれ、健仁元年の鳥坂城の戦いにおいて百発百中の強弓で鎌倉幕府を驚愕させた弓の名手として知られています。
静御前、巴御前とともに日本三大御前の一人としてあげられ鎌倉幕府の正史である「吾妻鏡」に登場しますが、女性のそれも敵方の武将が記録される事は非常に珍しく、それだけで彼女の存在と活躍が鎌倉武士達に強い印象を与えたと言えます。
越後の大豪族「城氏」の姫君で、その館のあった「奥山荘」(おくやまのしょう)に生まれ育った鎌倉時代の女武将「板額御前」の活躍を伝える、中世歴史イベント。
甲斐の国に嫁いだ女武将・板額御前が、夫である浅利与一義成をともなって、ふるさとの胎内市に帰ってきます。大行列を率いて、板額御前をお迎えしましょう。大勢の武士や姫が練り歩く姿は圧巻です。
今年は、板額御前が、当時を忍ばせる木曽馬に乗って登場します。また、地元の胎内小学校6年生の皆さんが、手作りの鎧を身にまとい、元気に更新します。板額御前をモチーフにした飾りがきらびやかな「みこし」も登場します。ほかにも、胎内市剣道連盟のこどもたちや遠く県外から鎧を持参しての参加者なども武者行列を盛り上げます。