安田八幡宮十五夜まつり(長刀組編)
安田町の八幡神社の祭典は、毎年9月14日、15日に執行され、この時には 長刀組をはじめ、神楽組、太刀組、棒組等、その壮麗さは近隣に類が無い 長刀組は本居を小路通(本町小路)に置き、同町を中心として町民の子弟を 集めたもので、特に神社から「年行司」という称号を許され、席次も他組の 上に位し、その服装も華麗を極めて衆目を奪うものとなる 保田神楽の起源は、神楽屋(下町小幡孫二氏)の先祖が新潟在川根谷地から 神楽の舞い方を習得して来られ、それを当地に伝えた事によるものと記される 新町棒組の「かけ声」について、棒組みの祖と言われるかん勘平氏に関しての 逸話の中に彼があまり上手な使い手なので一度負かそうと、二三の若者が彼の 用便中をうかがい、やにわに棒を突き出したところ、壁の中より「イヤ」とかけ声が かかり、難なくこの棒が受け止められてしまったということであり、この「イヤ」が 現在も「受け」のかけ声として使われているのだという 又彼は言葉使いが荒く、口の悪い人で棒の打ち込みなどにも「コノヤロッ」とか 「コヤッ」とか言っていたのがそのまま、打ち込みのかけ声として「コヤッ」として 残っているとも言われている 本町太刀組の型は全部で二十番程有ったらしいいまは十数種が残っている そのいづれも皆棒の攻撃に対して、太刀だけで制するにはどうすべきか?と 考案されたもので、花棒、役棒、その他と大別され、このうちの役棒は又、先棒 中棒、後棒の三つに分かれ、更にその一つ一つに表と裏がある。そして裏の事を 別に「ちらし」とも呼んでいる。これらの型を示すのには、いづれの場合も二人一組 となって行い、全盛期には五十組(約百人)以上もなったと聞いている |
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■と き | 9月14日〜9月15日 | |
■ところ | 北蒲原郡 安田町 町内 | |
道案内 | ●49号線福島方面に向かって、白鳥の町水原を過ぎて安田町に入ります ●旧安田アイランド「サントピアワールド」の安田町 |