旧新津市 朝日の観音様(普談寺) (アサヒノカンノンサマ(フダンジ))
普談寺の裏山から連なる里山には、「木漏れ陽の遊歩道」が整備されています
木漏れ陽の遊歩道として散策できる延長は26.3kmになり、休憩施設として、約2ヘクタールのさつき山公園と約1ヘクタールのつばき山公園があります
普談寺 創立年代は、その昔野火で類焼したため明らかではなく、承応二年(一六五三)、法印良快が中興の祖と伝えられています。山号は昔、普陀洛山と称していましたが、延宝四年(一六七六)大悲山と改め、同時に沢海藩の祈願所となったとのこと。
普談寺には伝弘法大師作の本尊不動明王、裏手観音堂には伝聖徳太子作の十一面観音像などが安置され、巡礼者も多く訪れます。また、伝狩野元信作の絵馬(市指定文化財)は四百年を経た今もなお鮮明な色彩。当時を偲ぶ極めて貴重な寺宝です。境内には約三万本もの見事な椿とともに、多くの歌碑があります。「ここは里山農村の拠り所だったんだ」と二三世小林一三住職。その歌碑には農村文化を大切にする人々の思いが込められています。
宗派 真言宗智山派
名称 大悲山 普談寺
本尊 不動明王
(参考文献「新潟県寺院名鑑」)
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