白根 狸の婿入り行列

今年の春頃だと思う、「狸の婿入り行列」の開催と婿さん募集が新聞に案内が有った 。
この臼井の地区は近くの「秋葉山」「護摩堂山」等狸に関する話が沢山有り、川向いの新津商店街ではたぬき通りなる所もある。
然し県内では幻想的な「津川の狐の嫁入り」や「高柳の狐の火祭り」が有名で”たぬき”が主役の祭りは無いのかと思ってた
とんでもない今年で7回目で有る「たぬき」が主役で有る。早速　実行委員長の栗賀氏をお尋ねし内容を聞かせて戴いた写真やら紙芝居やら特に「大根 足比べ大会」等とんでもなく面白そうで即刻その場で携帯にスケジュ−ル記入したのはゆうまでも無い。栗賀氏は”津川、狐の嫁入り”にはとても及びませんが 充分楽しめますよ！に　東に灯りで演出した幻想的な”狐の嫁入り”ならば西はユウモア溢れる”狸の婿入り”でしょうかねと私。
　 「しろねの新民話、ポンタの婿入り（原作、大凧太郎。脚色*絵　宮本あきら）」から。さて物語はこうです下田村に住む子狸の”ポン太”冬眠中 なのにお腹が空いてたまらないので食べ物探しに川に行く枯れ木に寄り掛かってウトウトしてたら枯れ木と共に川に落ち流れ流れて臼井、白蓮郷に流れ着くそこ は田植えの最中、目の前の美味しそうな白い大根にがぶりっ、それは早乙女の脛。さ〜大変大騒ぎ。之からドラマが始まるのです続きは紙芝居を御覧下さい、後 日掲載予定。
当日は白い雲が一つ二つゆっくり流れる秋晴れに恵まれ絶好なお祭り日和せした。会場は出店や臼井中学の生徒さん手作りのお菓子、狸汁100円はボり-ム有り大好評でしたね、人力車に乗ったポン太婿さん、おるみ嫁さんに沢山の方が手を振り車上から笑顔で答えてくれました。
結婚式会場に行列が着くと三々九度の杯で最高潮にやがて夫婦に成ったポン太、おるみさんによる抽選会では大勢の方が大きな袋を抱えてました、振舞餅を戴いた下田村のポン太のお父さんや親戚はポン太の決意と臼井の人々の優しさを見て安心して下田の山へ帰りました。

兎に角楽しいの一言に尽きる、栗賀氏を始め沢山の方々のご協力で撮影出来ました、深くお礼申し上げます、ありがとう御座いました。　
2008.10.12　撮影者