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織に魅せられて

2008.10.18 撮影 STAFF fuji

織に魅せられて?
   ― 佐久間 節子 織展 −

  大きな青い柿の実がつやつや色ずく秋
     織に魅せられて・・・ 平成20年10月18日(土)〜11月3日(月)

此処「渡邉邸」は県北に位置し「米沢街道」に面した「国指定の重要文化財」です
三千坪の宅地と五百坪の母屋、米蔵、味噌蔵、金蔵、宝蔵、新土蔵、裏土蔵(慶応12年には12の蔵が有ったと記録有る)が現存している。
庭園は江戸時代京都の遠州庭師により構築され、石材は殆ど紀州、小豆島、京都鞍馬石が使われた。池あり築山あり遠くの胎内の山々を借景として設計したのだろうか?村上藩主「松平大和守直矩」の家臣で郡奉行の初代、渡邉儀右ェ門善高は藩主の国替えの折家督を譲り「寛文7年」(今から341年前)に現在地に転居した。二代目善延は回船業と酒造業を営み、三代目善久は財政難の米沢藩に十万両を用立てる。七代目善映は一千町歩の山林経営と七百町歩の水田から約一万俵の収穫を得た。米沢藩から四百五十石の知行を賜る。
現存する建物は何度かの火災の後文化十四年(今から191年前)に再建されたもの、渡邉邸のシンボルは石置木羽葺屋根で木羽は二十万枚、石は一万五千個使われている、木羽は邸内で職人により手造りされて、随時交換されている。NHKのドラマ、宮尾登美子原作「蔵」の撮影に使われ更に有名になった。
邸内に入ると広い土間が直ぐ延びる、左手「茶の間」には今回の「織に魅せられて、作者佐久間節子」の主役、羽衣が太鼓を叩き躍動的な”飛天”が黒光する長押から吊りされ展示されている、今にも作品から飛び出し邸内を乱舞しそうな気さえする。黒光する台所には2台の作者ご主人の手作り織機が置かれ時折実演がなされてる。此処をメインとして今まで非公開で有った前座敷、前二階座敷が公開され全部屋一杯使いさり気無くここでも作品が展示演出されている。前座敷には小さな池が有り澄んだ水が取り込まれ邸内を流れていっている、縁から下駄を履き当主気分で庭先に下りる眩しい緑が目に入る。二階は秋の柔らかな日差しがギヤマンガラスを通して格子のシルエットになり340年前にタイムスリップする撮影にはお勧めですよ。
過去に生け花展が開催されて観賞した、重厚な建物にとても華やかさが今でも思い出す、失礼ながらこの織展は何か違う!華やかさも重厚さも感じられない。織物に対して無知な私が細い無数の糸に絵を表現し布を織り込むマジックを見てのめり込んでいる、全作品を撮影を終えたら手が汗ばんでいた、あまり今までに無い感動を得た。作者は「この裂き織展は此方に展示され、更に生き生きしてる」と語る「如何してもこの様な建物の中で作品を飾りたかった、とても嬉しい」とも。出会いがもたらした織展を何度も何度も見た、特に二階の作品を通して来る光を求めて。

この渡邉邸には石臼で引いた拘りの香りの良いコ−ヒ−が地元の和菓子付きで楽しめる。小腹の空いた方には天然酵母に拘った胎内市「ハッパのパン」も有る、茶房で良し赤々と燃える囲炉裏端で戴くも良し、帰りには道の駅「ゆ-む」で入浴も、又地元の産物(きのこ、野菜、岩魚やカジカ焼き)買いものしながら、温かいものを食べながら足湯もいいね!この後渡邉邸は5年間の改修工事に入る、改修後も楽しみだが現存している其のままを見て戴きたい歴史が感じられるから、、、、、、、、。撮影者



 

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