堀川久子 連続独舞 「氾濫から→」水土をめぐる
-- プロフィール --
1955 年、新潟市に生まれる。美学校、小杉武久音楽教場で即興を志す。
1978 年に即興のための覚醒する身体を求め、舞踏家田中泯のワークショップに参加。以降、1998 年まで、身体気象研究所、舞塾、身体気象農場などの全活動を共に行う。
1980 年〜84 年にボーカリゼーションのパフォーマンスも。1985 年には独舞を開始。舞塾とともに山梨県白州町にて農業を行う。そこでの自然との暮らし、労働は、踊りへ大きな影響を与える。また、白州フェスティバルの企画、運営も行う。
1997 年、第 28 回舞踏批評家協会新人賞を受賞。
1998 年から新潟市を拠点に、独りの活動に入る。
新潟と外国を往復しながら、独舞公演、ワークショップのほか、様々なジャンルのアーティストとの共同作業も積極的に行っている。オペラ出演も多数。現在、新潟のまちを身体で感じたいと、場所に息づくものの復権を問うべく道、家、野原など屋外で踊る独舞シリーズ「路地」を展開中。
2000 年よりブルガリア、プロヴディフ大学演劇課の客員教授として招かれる。近年は新潟市を中心に、オランダ、スペイン、ユーゴスラビア、ブルガリアでの活動を多数おこなう。
2001 年秋にはバルセロナのフェスティバル「Improviza」でデレク・ベイリーとデュオ。2002 年 5 月には、イタリア、ボローニャ「アンジェリカ・フェスティバル」で実験即興オペラ(トリスタン・ホンジンガー作)でミシャ・メンゲルベルクと共演。2005 年 11 月にはスペイン、カタルーニャ地方ジローナ国際フェスティバルで作品を委嘱されて、一ヶ月間現地のダンサーとの共同作業、作品「私のなかの今にも折れそうな人」を発表。
2006 年春、毎日構成が変化して行く連続独舞公演「たかだか塩のきいた無知が鳴っている」を行う。また場所が生きることを願う「道に口笛」シリーズを開始。また、昔ながらの地域の芸能、特に盆踊りを踊り訪ね、紹介をすることにも力を注いでいる。
2007 年から聖籠町二宮家の四季を通じて「二宮家の季節・米蔵が鳴る」、「境界のさざなみ」を公演。
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