越後岩船千二百年祭
岩船町(現 村上市岩船地区)の鎮守「石船(いわふね)神社」は大同2年(807年)創建と伝えられ、平成19年に御鎮座千二百年を迎えました。奇しくも、平成19年には野外ステージを中心とする「岩船港緑地公園」の完成、「帆船海王丸」の寄港、将来日沿道へのアクセス道路となる「岩船弁天橋」の開通、また平成20年には「いわふねサミット」の開催など、地区において大きな行事が予定されていたところから、この2年間を「越後岩船1200年祭」として、住民を挙げて町の千二百年を祝うべく実行委員会を組織しました。
一連の「越後岩船1200年祭」の中心行事として平成19年5月5日、岩船港湾緑地をメイン会場に「越後岩船千二百年祭祝賀行事」を執り行いました。この行事は、悠久の歴史を築き上げてきた私たちの祖先と、人々の暮らしを守ってきた天の恵み・海の恵み・大地の恵みへの感謝の祭りと位置付けました。
「岩船」という町の名前は、石船神社の主祭神であるニギハヤヒノミコトが岩の船に乗ってこの浜にお着きになられたという伝説に由来しています。例大祭は毎年10月19日に本祭りを行ないますが、これは旧暦9月19日に神様がお着きになられたという縁日にあたり、中世の古文書にも記録の残る由緒あるお祭りです。古来、漁業・海運業によって栄えた岩船町の人たちは石船神社への崇敬篤く、ゆえに例大祭以外に祭礼屋台の曳き回しを行なったことは過去に一、二例あるのみです。この、祭りの伝等を守ろうとする岩船人の誇りが逆に、実は今回の企画実現に向けての大きな障害となりましたが、前述のように「感謝の祭りをしよう」という熱意の下、実行委員長の区長会長を先頭に漁協組合長、商工業会会長をはじめ実行委員の奔走の結果、皆様にご理解をいただき、住民の総意として百年に一度の壮挙が実現の運びとなりました。
神様が船に乗って来られたという伝説をもとに、御霊の遷られた御神輿様を御座舟に乗せて、もちろん史上初めとなる岩船港での海上渡御を行ないました。当日は天候にも恵まれて町の内外から2万人を超す見物の人が訪れ、盛大な祭りを行なうことができました。
当日、私は、お神輿、お舟様にお供させて戴き、水上渡御では伴走船からの撮影をさせて戴きました、更に山車が九台勢揃いする何て見た事が無い必見物と構図を考えたが収まりきれずアルミケ−スに上がり手を伸ばしての撮影、神様を見下ろす事為らぬは当然苦心作でも有る。
世紀の神聖厳粛な行事に参加させて戴き感謝申し上げます、膨大な撮影枚数でした全て掲載出来なく残念ですが当日の様子がお伝え出来る様掲載いたしましたのでお楽しみ下さい。
諸々の都合で遅くなりました事をお詫び申し上げます、又実行委員長様事務局長様関係各位様の御協力にお礼申し上げます。
この記録画像が100年後に迄語り継がれるとしたら撮影者冥利に尽きます願ってます。
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