2012.11.16 撮影
市島家は丹波に発する家系であり、慶長3年(1598年)、溝口候の新発田移封に伴い、移封に伴い、加賀大聖寺より随従して以来、次第に栄華を極めた。宗家は居を五十公野(現新発田市)、水原と移すが、水原時代は福島潟の干拓を中心に蒲原平野の開発に努め、ついには北越有数の1,000町歩余りを有する大地主、豪農となった。
その後、戊辰の役に水原の邸宅は兵火により焼失したため、十世七代徳次郎(静月)は、現在の地に新たな市島家本邸を造営した。
建物は、明治初期の代表的住宅建築として簡素優雅の作風を示し、これを囲む回遊式の庭園は、自然の風致に富み、広い池を取り巻く樹木はそれぞれの四季を映している。
昭和37年(1962年)3月、市島邸の十二棟一構が新潟県文化財に指定された。
新発田市 月岡温泉 近く 新潟県指定文化財 市島邸
江戸時代末期に栄えた豪農で、県指定文化財の広大なお屋敷。8,000余坪の庭は池を囲んで四季折々の表情が楽しめる回遊式庭園。紅葉が見ごろな時期に訪ねてみました
お天気も良く、池に映える紅葉は素晴らしくシャッターを押し続けてしまった、赤色と黄色と緑色が絶妙に配置された庭園と池、大画面スライドショーでお伝えします。