2007.01.17 撮影 STAFF fuji
「あまめ」*炬燵や囲炉裏に長い間暖まっていると足のすね皮膚に赤い斑点がでる事を言う。 「あまめはぎ」*東北から北陸にかけて古くから伝わる小正月行事。 昔々雪が多く隣に行くのも大変な頃、寒い冬を過ごすには薪を赤々燃やして暖を取るは大切な事でしたが 何時までも温まっていると春が来ますよ!雪下ろしや農機具の手入れをしなければ為らないよ!と「仕事をしない怠け者を戒める」伝承行事です(秋田の「なまはげ」はナタで剥ぐしぐさですが比べると「おろし金」で「あまめ」を剥ぎ取るは優しさがありますね) 此処 村上市大栗田地区に毎年小正月の夜に大切に行われてました(古くは村上市の郷土カルタに*「雪の夜の天狗と狐はあまめはぎ」に選ばれる知名な行事)が2002年の地元小中学校の閉校から集落に子供の声が無くなり行事が途絶えましたが無くしては為らないとの市民の声が上がり保存会の発足となり、今年も村上市内の小中学生、保存会長、役員が1月6日に大栗田に実演に向かいました。 車中では「鳥追い」歌をうたい集落開発センタ−に到着、子供達は雪に大喜び、出迎え集落役員を前に代表小学生が「私達はあまめはぎをしにきました見て下さい」と挨拶、其の後、田んぼで「正月さま」を歌い「サイの神」点火、餅やスルメを竹の挟んで焼きました。 「サイの神」終わり「鳥追い」を歌いながら集落内を歩き1年の豊作を祈りました、この後蓑をきて、しし頭を被り、天狗、狐の面を付け提灯を先頭に子供達が「あ〜まめ はんぎましょ 、あ〜まめ はんぎましょ」と道々うたいながら家々を巡り 暖をとっている家人に「あ〜まぎ はんぎましょ、あ〜まめ はんぎましょ」と「おろし金」で「あまめ」を剥ぐしぐさをしました。家長は手を合わせ、おば−ちゃんは子供達に袋一杯のお菓子をご祝儀に。何時もは静かな集落の”かみからしも”は子供達の元気な声が山に響き渡りました。 何にしても集落の方々の笑顔、子供達の笑顔、元気な声 面を被り腰を落としたしぐさで汗かいて大変だったが楽しかったと話す男の子、又来るんだの女の子、こんな子供達の声が何よりも強い力になるので安心していると長谷川 勲保存会長さんは語る。 *保存*品物は大切に保管すれば誰もいなくなっても何百年も何千年も有ります、然し人の関わる行事は人が居なくなった時点で途絶えてしまう、まして子供達が主役となると更に深刻、然し少数の人が昔は「何故この行事をやったのか」をしっかりと見つめてる限り伝承保存されて行くと感じました。 |
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